一般社団法人
日本歯内療法学会
Japan Endodontic Association
認定臨床研修会の大阪会場が大阪歯科大学附属病院にて開催された。今回は、カリキュラム5と6が行われた。
カリキュラム5は、阿南壽先生の「ポストやコアの除去」からはじまり、吉嶺嘉人先生の「漂白法」、吉永仁先生の「歯根の挺出」、松永健嗣先生の「歯内療法を施された歯の修復」と、根管治療に関連する周辺事項を網羅しており、歯内療法のみならず歯科治療一般に関する知識の整理に役立つ内容であった。
カリキュラム6は、最新歯内療法術式に関する項目が含まれ、今年が初回となるカリキュラムであった。中田和彦先生の「歯内療法におけるCTの活用」、北村知昭先生の「マイクロエンドドンティックスによる歯内療法の品質向上」、坂東信先生の「NiTi ファイル」、田中利典先生の「最新の根管洗浄・充填法」の各講演が行われた。講演の途中の挙手による調べでは、受講生の約8割はマイクロスコープを診療に使用しているとのことであった。また、大阪での開催であったが、受講生の半数以上は、関西圏以外からの出席であり、専門医を目指す先生方のレベルと意欲の高さが伺われた研修会であった。
会場設営にご協力いただいた、稲本先生をはじめとする大阪歯科大学の先生方に心より御礼申し上げます。