一般社団法人
日本歯内療法学会
Japan Endodontic Association
認定臨床研修会の東京会場が今年は日本歯科大学で開催された.カリキュラム3は今年まで5年続けて開催されてきたが、来年から3年は期間が空くこともあり、受講者は85人とほぼ部屋が埋まるほどの盛況であった.澤田則宏先生の外科的歯内療法概論からはじまり、北村和夫先生の生検を含めた診査・診断、佐藤暢也先生の歯根端切除術の実際(マイクロエンドサージェリー)、木ノ本喜史先生のヘミセクションなどその他の外科的歯内療法など、盛りだくさんの内容が1日の講演の中で披露された。
もう一方のカリキュラム4では、外傷について、辻本恭久先生の概論に続き、林美加子先生の歯根破折、牛島進先生の臨床対応法、宮新美智世先生の小児の外傷など、こちらも日常の臨床で遭遇することの多い治療法について、系統だった知識を整理するのに最適な講演が展開された。
認定臨床研修会は7年間かけて歯内療法のすべての内容を網羅するカリキュラムになっている.本来は、専門医の受験資格を獲得するために設定されている研修会であるが、すでに専門医である先生にも、知識の整理やアップデートのために受講していただいている.貴重な講演が披露されるので、これからもぜひ多くの方に受講してもらいたい研修会である。
会場設営にご協力いただいた、北村和夫教授をはじめとする日本歯科大学生命歯学部の先生方に心より御礼申し上げます。