一般社団法人
日本歯内療法学会

事後報告

　愛知学院大学歯学部歯内治療学講座講師の山口正孝先生、元東京歯科大学教授、中川寛一先生を講師に迎え 静岡県歯科医師会館にて研修会を開催した。会場がほぼ満員となる盛況であった。
 山口先生からは、「エンドは楽しくシンプルに」として、歯科大学で実際に歯内療法の教育している立場からお話ししていただいた。 学生の時には面白くないと感じた話も、臨床を経験し改めて聞くと興味深いと思える内容について講演いただいた。 今一度歯内療法が面白い、楽しくなることが重要だと感じた。
 中川先生からは、今回の熊本の地震を実際に体験した貴重な経験をお聞きした。 熊本の被害は私たちが思っているより、はるかに被害が大きいようである。中川先生からは「根管治療における難治症例とその対応」として、 保存不可能と思われるような症例をエンドファーストで行い、非常に良い予後であることをお話ししていただいた。 ぺリオとエンドの両方の病変が進行した場合の治療の進め方など、臨床で大いに参考になったと思う。 またそのクオリティーの高さに会場の先生方は大いに興味を示したようだ。
 講演終了後、企業展示のブースにて簡単なテーブルクリニックをしていただいた。お二人とも突然の依頼にも快く協力していただいた。 企業展示には６社参加していただいた。

JEA研修委員会の皆さん、坂東信研修委員長、ご協力ありがとうございました。