一般社団法人
日本歯内療法学会
Japan Endodontic Association
2013年5月東京国際フォーラムで開催される第9回世界歯内療法会議に先立ち、これまで福岡、札幌、富山、仙台で研修会が開催されました。そのフィナーレを飾り、そして5月の世界大会開催に繋げよう!という趣旨で、東京で研修会が開かれました。
1「第9回世界歯内療法会議からみた歯内療法臨床の動向」
第9回世界歯内療法会議 大会長
東京医科歯科大学大学院 医歯学総合研究科歯髄生物学分野 須藤英明先生
アジアで初の世界歯内療法会議の開催国となった「日本」の素晴らしさを、世界のエンドンティスト達に紹介し、このたび我が国で開催されるまでにいたった経緯を解説していただき、また、歯内療法臨床の現状を外科的歯内療法のケースも交えながらご講演いただきました。
2「歯内療法の臨床的基本」
第9回世界歯内療法会議 プレコングレス委員会委員
東京都中央区 開業 小嶋 壽先生
歯内療法を始めるときは、根管形成の3要素を基本に実践しなければなりません。
その大事な3要素 ①肉眼操作 ②近心操作 ③直線形成について、わかりやすく熱く楽しく解説していただきました。
3、「感染除去」
第9回世界歯内療法会議 プレコングレス委員会委員
神奈川県大和市 開業 寺内 吉継先生
歯内療法成功のポイントは徹底的な「感染除去」ですが、そのグローバルスタンダードについて、多くのデータや種々の器具器材の比較などを盛り沢山に紹介していただきながらご説明いただきました。
ご参加のほとんどの先生方は事前登録が済んでおりました。「日本の歯内療法を生で国際比較できるよい機会」と講師の寺内先生は仰っていますが、全くその通りであると思います。現在のところ、事前登録者は1,090名を超えると聞いていますが。より多くの先生方のご参加をお祈りして本研修会の報告といたします。